外来魚問題関連情報

アクセスカウンタ

zoom RSS 幻の魚を守れ、ダム真っ二つ 平田剛士

<<   作成日時 : 2014/06/28 01:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

いっその事完全に撤去した方が?

以下引用。
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20140627011320001.html
幻の魚を守れ、ダム真っ二つ 平田剛士

特別な許可なしに入れないゾーンに来ている。別海町・厚岸町・浜中町にまたがる陸上自衛隊矢臼別(やうすべつ)演習場。市民グループ「道東のイトウを守る会」の一行とともに管理棟で点呼を取られた後、車列を組んで奥に進むと、眼前に広大なササ原が広がった。

未舗装道路をたどり、やがて楓沢(かえでさわ)という名の小川に到着する。上流にコンクリート製の大きなダム堤が見える。でもどこか変だ。

真ん中が抜けている。

4年前は普通の形だった。それを2011年の冬、防衛省が特殊なカッターで真っ二つに切り分けた。

ダムがせき止めていた楓沢を再びつなげるためだ。なぜかって? そこが絶滅危惧種イトウ(サケ科)の繁殖地だったから。

下流でつながる風蓮川に生息するイトウの親魚たちは、ダムのせいで楓沢の繁殖地にたどりつけなくなっていた。切断工事後の追跡調査で、楓沢でのイトウの繁殖再開が確認された。イトウ繁殖地の防衛というミッションをひとまず成功させ、同省は面目を保った。

切断ダムは「スリット(隙間)ダム」と呼ばれる。矢臼別演習場内には現在、全部で三つある。1990年代から2001年にかけて、どれもイトウ繁殖地のすぐそばに砂防ダムとして完成後、06年以降に相次いでスリット化工事が施された。

前代未聞の環境保護作戦を後押ししたのは道民世論だ。列島最大級の淡水魚にして、日本では北海道にしか生息しない「幻の魚イトウ」の知名度は高い。演習場内のダムがイトウに致命的な打撃を与えていると分かるや、釣りファンや研究者から議員たちまで、大勢が声を上げた。

釧路市を拠点とする「道東のイトウを守る会」もそのひとつ。9年前に始めた視察会は今回で25回目を数えた。一般人の目が届きにくい立ち入り制限区域内で、環境変化を確かめるために観察記録を取り続けている。

「スリット化の後は、見るたびに景観が違っています。ダムのすぐ下流に大きな砂州が生まれ、直線化されていた川が自然に蛇行し始めました。砂州や川辺にはスゲ類などの自然植生が戻りつつあります。今後も推移を見守っていきたい」と事務局長の田中明子さん。

実はこの演習場自体が野生イトウを守ってきた面もある。開墾地を国が買収して国内最大の自衛隊用地にしたのは半世紀前。以降の厳しい入域制限によって、ダムが建つまでは、図らずも場内の自然環境が保たれてきた。

造ったり壊したり、殺したり守ったり。ここに来てスリット越しにダムの向こうをのぞくと、いつも環境問題の縮図が見える。

ひらた・つよし フリーランス記者。1964年生まれ。著書に「日本いきもの小百科」(平凡社新書)など。北海道科学大学客員教授。滝川市在住。

引用ここまで。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文
幻の魚を守れ、ダム真っ二つ 平田剛士 外来魚問題関連情報/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる