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<<   作成日時 : 2016/06/27 12:32   >>

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現状の漁業法の問題点を浮き彫りにした報道ですね。もう漁業法は内水面漁業に関しては大きく見直した方が良い時期に来ていると思います。


以下引用。
https://www.kochinews.co.jp/article/29880/
高知県物部川の天然100%のアユ人気 下流域6年放流せず
2016.06.21 08:25

高知県香美市や香南市などを流れる物部川の地元漁協が、下流域での養殖アユの放流をやめ、「天然100%」を売り文句にした資源管理を続けている。浮いた放流費用を産卵場の拡張費などに充て、天然遡上を促す。高知県内はもとより、全国的にも珍しい取り組みだ。目の肥えた太公望たちに天然アユの人気は高く、釣り人の獲得に成果を挙げ始めている。

6月の週末、香南市の物部川下流。松山市の男性(81)が毛針でアユを狙っていた。約7時間で約60匹を釣り、「ここはお気に入り。釣りやすいし、全て天然ですから」と満足そうだった。

■付加価値
天然アユは、引きの強さや見た目の美しさが魅力とされる。アユファンの南国市の男性(59)は「天然は『追い』が違う。友釣りでは黒い影がザッと迫って、パンッとおとりに当たりにいく」と力説した。

物部川漁協はこうした天然アユ愛好者の声などに着目。2011年から、杉田ダム(香美市土佐山田町)の下流で養殖アユの放流を見送り、物部川漁協ホームページには「天然鮎100%」の文字が躍る。

山本幹男組合長(56)は「天然って響き、すごく良くない? それを付加価値に、漁券収入も稼いでみたいなって。高知県内の釣り人は限られるし、県外からも人を呼びたかった」と話す。

物部川下流域での放流が「効果が薄い」とのデータも、見送り決定を後押しした。

2009年、天然物と見分けが付くように、ヒレを切った養殖アユ1トン(約8万5千匹)を放流した。約4カ月のシーズン中、漁協による釣り人からの聞き取りで確認できた養殖アユはわずか20匹ほどだった。

「1トン放流するのに450万円。それが、川に入れたら黙っておらんなった」と山本組合長が苦笑する。

2011年の春、大量の天然遡上を確認したこともあり、漁協は杉田ダム下流での放流をやめ、それに要する手間や費用を川の環境整備に投じることにした。

以来6年。「物部川はアユ釣りファンに徐々に浸透しています」とは、全国区の釣りレジャー誌「月刊つり人」(つり人社)の八木健介編集長(41)。「天然遡上だけでやっている川は全国でも珍しい。誌面でも何度か取り上げました」と続ける。

漁協によると、ここ数年は漁券収入に占める県外客の割合が、中四国や近畿を中心に増加している。遊漁者人口が減る中、全体の収入も維持できているという。山本組合長は「わざわざ来てくれるのは非常にありがたい」と表情を崩す。

■地道な作業
ただ、放流見送りは簡単なことではない。

高知県漁業管理課によると、県内水面漁場管理委員会がアユやウナギについて最低限の放流量を毎年決め、各漁協に実施を求めている。漁業法では漁協に水産資源の増殖を課しており、物部川の場合は杉田ダム上流で放流を継続することで、それを満たしている。しかし、ダム下流で放流を見送った2011年は「放流もせんのに漁券を売るんか」と釣り人らから苦情が殺到した。

物部川漁協はその分、天然遡上を増やす取り組みに力を入れた。放流見送り前に比べて下流域の産卵場を6倍以上に広げ、落ちアユ漁も2013年から全面禁漁にするなど資源管理を徹底した。

水量が少ない物部川は、冬場に瀬が干上がることや河口が土砂でふさがることも多い。組合員が毎日、川の様子を見回り、河口がふさがれば深夜でも土砂を除去してきた。そうした地道な作業の結果、毎年の遡上調査では放流見送り前の水準(約60万匹前後)を維持している。

この状況を高知県内の他の漁協はどう見ているだろう。奈半利川淡水漁協は「天然遡上だけでやれたらそれがいい」としつつ、「奈半利川も天然は増えているが、まだ養殖を放流しなくてもよいレベルではない」と話す。

2015年、資源保護のため漁期延長を取りやめた仁淀川漁協も産卵場整備に力を入れ、天然アユの増加を狙う。しかし関係者は「天然遡上は天候の影響で減る可能性があり、放流は続けざるを得ない」とリスクを懸念した。

全国でアユの調査をしている香南市夜須町の高橋勇夫さん(58)=農学博士、たかはし河川生物調査事務所=は「天然遡上が十分な場合にも、放流を義務付ける制度はゆがんでいる」とし、ダムの上流、下流で放流の有無を決める物部川漁協の方法に理解を示す。

高橋さんは「全国的に天然アユは減っている。天然を大事にしようという取り組みには意味がある」とも。

山本組合長は「素晴らしい“財産”を持っちゅうことを、物部川流域の人にもっと知ってほしい」と期待している。

物部川漁協の“一投”は、釣り人らにどう届くか―。

引用ここまで。

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