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zoom RSS 「五反田川に錦鯉800匹放流 自然呼び戻す活動続く」について(方法論的な疑問3)」

<<   作成日時 : 2017/01/05 14:51   >>

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「五反田川に錦鯉800匹放流 自然呼び戻す活動続く」について(方法論的な疑問2)」」について
さて仮に今回五反田川に錦鯉や金魚を放流した結果、世論の五反田川の環境に対する関心が高まりそれによって政治や行政が動き下水道の整備、河川改修等によって五反田川の環境が改善したなんてハッピーな結果になったとしてもですね。

「五反田川にどの様な生物をどうやって復元するの?」


というこれまた厄介な問題が浮上して来ます。

私が某SNSで人づてに聞いた「多摩川本流に生息している日本の魚はDNA鑑定の結果殆どが他水域からの移入で遺伝子汚染されてしまって放流には使えない」という情報が本当なら当然多摩川の魚は放流種苗には使えません。使えるとしてもせいぜいアユくらいでしょう。

放流という手段に頼らず多摩川本流から二ヶ領用水を経由して魚類が遡上できる様な構造に河川改修を行えばこうした国内移入種のみならずコクチバスやら何やらさまざまな外来種が入り込んできます。何しろおさかなポストの管理者である山崎氏自らが「タマゾン川」と呼んでいる状況なのですから。

私は水生昆虫等にはあまり詳しくないのですが魚類が上記の様な状況なのですから似たりよったりでしょう。

環境改善によって現在五反田川に生息するコイ、オイカワ、モツゴ等を自然に増える様にするという方法も考えられますがコイ(ヤマトゴイ)は言うまでもなく外来種ですしオイカワ、モツゴ等も多摩川水系では在来種と言い切れるかどうかははっきり言ってグレーゾーンです。他に五反田川には僅かながらカマツカの捕獲例があるという情報も耳にしましたがこれとて飼育個体の遺棄等である可能性も多摩川本流の状況から言ってあり得ると思います。

目的論的な話に戻ってしまいますが要するにおさかなポスト側の「五反田川の環境や生物相をどの様な状態に戻したいのか?」というビジョンがまるで見えて来ないのです。

たびたび手前味噌になって恐縮ですが私が所属している琵琶湖を戻す会の活動目標は「琵琶湖を外来魚(ブラックバス、ブルーギル)のいなかった状態に戻したい」です。それが実現すれば琵琶湖の在来種、固有種の数はある程度回復してくるであろうというビジョンを持っていますし外来魚駆除が進んだ現在、ホンモロコやニゴロブナ等の資源量が回復しつつあるという滋賀県や漁業者のコメントも耳にしています。勿論、琵琶湖総合開発によって湖岸帯のヨシ原等が大きく減少、開発されしまった現在ではそれだけでは不充分だとは思いますがかなりの効果は期待できると思います。

多摩川水系の場合はまず多摩川本流自体の生態系が戦前と比べて小河内ダム及び小作、羽村の取水堰によって大きく改変されしまって(上流の綺麗な水を大部分東京都の水道用水に取ってしまう為、下流の水の大部分はは支流の水及び生活排水)おり、魚類相も大きく変化(他水域からの国内外来種の移入)してしまっているという大きな問題があります。何しろ戦前は奥多摩の冷たい水がそのまま流れていたので優先種はアユとウグイだったとお魚ポストの主催者の山崎氏自身の著作に書かれている位ですから。

本流がそんな状態ですから支流の五反田川の魚類相等を元に戻すなんて絶望的な状況でしょう。

続く。

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2017/01/12 19:23

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