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<<   作成日時 : 2017/01/13 00:02   >>

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これは何か楽しみな組織ですね。

以下引用。
http://style.nikkei.com/article/DGXKZO10933620R21C16A2BC8000?channel=DF280120166618
うおっ、お宝!発見 生物調査「魚部」全国組織に
北九州・魚部代表、井上大輔
2016/12/22付 日本経済新聞 朝刊

「魚部(ぎょぶ)スーツ」と呼んでいる渓流釣り用の胴長を着込み、網とバケツを手に川や池に入っていく。水底の石を動かしてみると、ドジョウが顔を出したり、ゲンゴロウの仲間が現れたり。全身泥まみれになる沼地や干潟も何のその。まるで宝探しをしている気分だ。身近な水辺で貴重な生物と出合えたときは、思わず歓声があがる。

水辺の生物調査を通して環境の大切さを知る「魚部」。もとは勤務していた福岡県立北九州高校の部活として始まり、いま一般組織として全国27都道府県から約240人が参加する。日本各地の水辺に出向き調査の成果を展示会で発表するほか、「福岡県の水生昆虫図鑑」や「紫川大図鑑」などを刊行。さらに昨年からは冊子「ぎょぶる」を定期発行している。
■文化祭経て部活動に
私は1970年に北九州市の工業地帯で生まれた。子どもの頃のわが家には水槽がいくつもあり、父が熱帯魚を飼っていた。父に連れられて近くの川に出掛けた記憶はあるが、水生生物を詳しく調べたことはなかった。大学院を修了して国語教師となり、95年春、北九州高校に着任した。

とある休日、地元の水路に入り、持参した網で水中をすくうと、子どものころ見たようなタナゴが捕れた。帰宅して図鑑で調べてみるとカゼトゲタナゴという名で、九州北西部にしか生息しない魚と分かった。宝探しの気分に目覚めたのはその時だった。

かわいらしいエビやカニなど、図鑑に載っている他の生物にも出合いたい。身近な川に隠れている生物たちの魅力に取りつかれ、短パンにサンダル姿で、市内の川や田んぼの水路で趣味として生物の調査を始めた。

高校の部活となるきっかけは98年初夏の文化祭だった。部活に入っていない生徒を中心に声をかけ、「紫川の魚展」を催した。二十数種類の生物を展示したところ思いがけない大盛況で、一躍高校内でも評判に。参加した生徒は部員のいなかった理科部に在籍する形で文化祭後も活動を続けることになった。

当初は川に入るのはだいたい月に1回。捕ってきた生物は水槽で大切に飼育して観察するのだが、だんだんに水槽の数が増えてくる。高校の玄関や職員室など高校内の共用スペースに空いた場所を見つけては水槽を置くようになった。いつのまにか自分たちを「魚部」と呼ぶようになり、何年かかかって部の正式名称も理科部から魚部に変わった。

■調査範囲、県内に拡大
2000年、北九州市中心部にできた「水環境館」という施設を研究成果の展示場所とすることができたのも活動の追い風となった。01年には川にかかわる団体が集まる討論会「川の日ワークショップ」の全国大会でグランプリを獲得。魚部の名は地元で知られるようになり、「魚部に入りたくて北九州高校に入った」という生徒も現れた。

ドジョウが好きな生徒が多ければドジョウ、またはハゼ、水生昆虫など時々でテーマを設け、調査の活動範囲は市内から県内へと広がっていった。05年には校内に専用教室をもらうことができた。その頃は毎週土日のほか日の長い夏場は平日の放課後も、私の車に生徒を2、3人乗せて出掛けていた。

まず住宅地図をめくり、人家が少ないエリアにある池や水路に目星をつけておく。ただ、行ってみると人工物に囲まれた池だったり、コンクリート製の水路だったりすることが多く、残念ながらハズレの方が多い。それだけに緑に囲まれた池を見つけたときはため息が出る。目当ての生物に出合うまでに2、3カ月かかることもある。

■絶滅危惧種繁殖に成功
自慢の成果としては06年に絶滅危惧種のイシドジョウの人工繁殖に国内2例目として成功したことを挙げたい。生徒が粘り強く観察を続け、生息環境を再現した水槽で繁殖に成功した。11年には「市民の環境への関心を高めた」とサントリー地域文化賞をいただいた。
井上大輔さん
13年に私が北九州高校から転勤したのを機に、準備期間を経て15年1月、「北九州・魚部」として誰でも参加できる組織に生まれ変わった。自動車整備工場の空きスペースを借りた「魚部基地」を開設。最近では鹿児島県の口永良部島や種子島、沖縄県の宮古島、島根県の隠岐などに渡って数日間活動し、現地で仲間も増えた。

子どもからお年寄りまで、好奇心を共有できるのが魚部の魅力だ。
(いのうえ・だいすけ=北九州・魚部代表)
[日本経済新聞朝刊2016年12月22日付]

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