オヤニラミ産卵・孵化に成功

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20130614-OYT8T01339.htm
オヤニラミ産卵・孵化に成功

日田市天瀬町女子畑のスクールバス運転手安藤一二三さん(66)が、環境省のレッドリストで絶滅危惧1B類に分類されている淡水魚「オヤニラミ」(スズキの一種)の産卵と孵化(ふか)に成功した。今後、順調に育てば川に放流するという。

オヤニラミは、西日本のきれいな川に生息し、成魚は最大十数センチ。肉食性で魚類、水生昆虫などを食べ、水中のヨシや倒木に産卵する。エラ近くに目のような模様があるのが特徴で、名前の由来には、卵を守っている雄の様子が「にらみを利かしている」ように見えるとの説もあるという。

個体数が減少しており、環境省は、近い将来、野生での絶滅の危険性が高いとしている。

安藤さんは、趣味でメダカやカワタナゴなどの淡水魚を自宅の水槽で飼っている。一昨年、小学校臨時講師の河津智顕さん(53)から、オヤニラミ3匹を譲り受け、今年、大山川で釣った2匹と合わせて雌雄5匹を同じ水槽内で育てていた。5月に入ってヨシやポンプの管などに卵が産み付けられていたのを確認。同月下旬から孵化し、約100匹が3~8ミリ前後に成長しているという。

河津さんは「オヤニラミを約30年、飼っているが、産卵したことはない。安藤さんの水槽は、自然環境に近く、雄と雌の相性も良かったのだろう」と推測。安藤さんは「産卵、孵化するとは思っておらず感動した。順調に育てば川に戻してやりたい」と話している。

県生活環境企画課によると、県内ではオヤニラミは捕獲規制などの対象にはなっていない。
(2013年6月15日 読売新聞)

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