外来魚問題関連情報

アクセスカウンタ

zoom RSS 「五反田川に錦鯉800匹放流 自然呼び戻す活動続く」について(目的論的な疑問2)

<<   作成日時 : 2016/12/29 02:13   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

「「五反田川に錦鯉800匹放流 自然呼び戻す活動続く」について」について」について
五反田川は1、2どちらのケースにも当てはまらないと思います。

住宅地を流れている川ですから農繁期云々は有り得ませんし水生植物が繁茂する程土砂が堆積したら治水上の問題ですぐ除去されてしまうでしょう。おさかなポストのコメントにある様に完全に閉鎖された川なので多摩川本流や直接の流入先である二ヶ領用水から魚類が遡上する事もありえません。
もし遡上できる様に河川構造を改修したら現在多摩川で大繁殖して問題になっているコクチバスが遡上してくる可能性が発生するのでこちらの方が大問題になると思います。


要するに現在の五反田川は悲しい話ですが完全に「死の川」と言って差し支えないと思います。

私は東京の豊島区に在住していますが近所に谷端川という完全に暗渠にされ下水道と化してしまった川があります。この川でも戦前は魚類が生息していて魚採りが出来たそうです。また戦前や明治期の釣りに関する文献を読むと神田川でタナゴ釣りができたとか東京湾の浅瀬に脚立を立ててアオギス釣りを行っていたとか現在からは夢の様な記述を読む事ができます。

私も「できれば当時に生まれてそういう体験をしてみたかったなあ」と思う事もありますが谷端川の暗渠を撤去して魚類の住める川に戻せとか神田川の護岸を撤去して二枚貝を放流してタナゴ釣りができる様に(上流域ならタイリクバラタナゴならいる様ですが)しろだとか東京湾の埋立地を全て元の浅瀬に戻して人工繁殖させたアオギスを放流して釣れる様にしろだとかは到底思いません(極端な例えばかり出して恐縮ですが)。

これらの場所はもうはっきり言って完全に環境が破壊しつくされしまって回復不可能といっていい場所なのだと思います。人間が現在の文明社会を維持してゆこうとする限りこういう場所が都会域に存在してしまうのはやむを得ませんし(五反田川が流れている川崎市生田は都会と言い切ってしまえるかは微妙ですが)またそうしてしまった人間はその原罪を背負って生き続けなければいくべきだと思います。

勿論東京湾でも谷津や盤洲の干潟の様に昔の東京湾の恩影が残っている環境は大切に保全していってもらいたいと思いますし下水道の整備によって神田川の水質が改善し生息する魚種の数も種類も増えてきたなんて話を聞くと嬉しく思いますしその様な努力は今後も継続していってもらいたいとは思います。しかし物事には全て限度というものがあります。
現在、神田川の水源の井の頭池ではご存知の様にかいぼりをおこなっ環境回復事業が行われていますがさすがに下流の神田川の護岸を全て撤去しろなんて事を言い出す人はいないでしょう。

さて結論になりますが完全に「死の川」と化してしまった五反田川に魚類を回復させようという試み自体が目的論的に間違っているのではないでしょうか?

これが私が抱いた第一の疑問です。

さてもし仮に私の抱いた疑問が的外れだったとして五反田川が環境回復の対象としてふさわしい状態であったとしても錦鯉や金魚の放流やそれをアピールする事が方法論的に正しいかという第二の疑問が浮上して来ます。

続く

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
五反田川に錦鯉800匹放流 自然呼び戻す活動続く」について(方法論的な疑問1)
「「五反田川に錦鯉800匹放流 自然呼び戻す活動続く」について(目的論的な疑問2)」について さて五反田川が環境回復の対象としてふさわしい状態であったとしても錦鯉や金魚の放流やそれをアピールする事が方法論的に正しいかという第二の疑問についての考察です。 ...続きを見る
外来魚問題関連情報
2017/01/02 02:16

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文
「五反田川に錦鯉800匹放流 自然呼び戻す活動続く」について(目的論的な疑問2) 外来魚問題関連情報/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる